2010年02月01日

武体の末路・前編

 こんにちは、武研大分代表です。

 福岡県大会のプログラムを見て、昔に比べて随分と人が増えたなあと思いました。以前は「拳術」のカテゴリだけで事足りていたのが、現在は全日本と同じく長拳・南拳・伝統拳・etc……カンフー練習者の人口が増加するのはとても嬉しいです。我が地元・大分でも、負けずに武術を普及させていきたいです!!

 「三毛(さんまお)」以外の留学記は今回が初めてになります。どうぞ御覧下さい。

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 自分が滞在していた頃の武漢体育学院は、北京・上海両体育学院に比べて学費(一年間で約22万円)や家賃(2人部屋の為1ヶ月約7000円)が安かった上に、留学生寮の設備も割合豪華であった。その上、希望すれば学院内のエリートたる武漢体育学院武術隊との練習も可能であった。武術を志してやってくる外国人留学生にとってはこれ程良い環境もなかった。

 しかし、そんな武漢体育学院も、現在は武術隊との練習はコネでもない限り不可能となってしまった。

 その原因は色々と考えられる。学院の看板を背負った武術隊を指導するだけでも大変なのに、いきなり留学生を放り込まれて「じゃ、後は宜しく(by外事弁公室主任)」では、さしもの武術隊教練もうんざりするだろう。また、自己主張が極めて強いアレックス(三毛)と、武術隊にいた血の気の濃い運動員との軋轢も原因の一端として考えられる。

 よって、留学生達は本科生とならない限りは外国人だけで練習する事になるのだが、ここに落とし穴があった。

 即ち、外国人隊を指導しているK教練の事である。彼は何を隠そう、反日教練だった。表向きはそれ程悪い人ではなかったし、自分もこの教練には何故か気に入られていた。とある祝日の表演に、武術隊の前座として自分を選び表演させてくれたのは、この教練である。

 厄介だったのは、彼と二人きりになった途端に「日本人は南京大虐殺で30万人殺した云々」と、歴史学者になったつもりで自分に説教し出したり、留学生達の生活に無茶苦茶な事を言って干渉してきた事だ。とは言え、歴史問題は兎も角、私生活への干渉に関してはそれも外国人隊の規律と思えば、まだ我慢出来た。

 これは自分が帰国した後の話になるが、そのうち彼は留学生に、学費とは全く別の金銭を要求してきたらしい。その額や、一日100元(約1500円)というから驚きである。留学生はきちんと正規の学費を払っているのに、いくらなんでも滅茶苦茶だ。その上、彼は現在、留学生の練習をボーっと眺めているだけで、ほとんど指導をしていないと聞いた。給料泥棒と言われても仕方のない事である。

 そして、彼は事ある毎に我が友人の邪魔をした。武体での練習が徐々に無益なものとなっていく事に一早く気付いた彼は、練習場所をとある武術学校に変えたのだが、日本人がそこで練習する事を快く思わなかったこの教練は、その武術学校の老師や武体の生徒に彼の悪口を言いふらして回ったのだ。

 だが、それは全くの無駄骨に終わった。既に重要なものを老師から習い終えているにもかかわらずそれを練習せず、それどころか「老師が次を教えてくれない」と愚痴をこぼして次々に別の物に手を出している教練の姿勢を嫌悪している老師は、彼の話にはまともに耳を傾けなかったのだ。やはり、老師と呼ばれる方は一味違う。この話を聞いて、自分も彼を嫌悪し始めた……武術家としてはおろか、人間的にも愚かなこの教練を。

 この教練の存在だけでも、外国人が今の武体へ赴いて練習するメリットは少ないか、皆無であると思われる。それなら他の学校なり何なりへと通った方が懸命である。

 しかし、武体の負的要素はこれだけではない。次回は、その事について。

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 中国へ留学する上でどうしても避ける事が難しいのが、今記事の前半の話題です。大半は上手く付き合える方達ばかりですが、日本人と聞いて反射的にこの関連の話をしてくる輩も相当数いる事を御留意頂きたいものです。

 これは私見ですが、歴史認識について話が出た場合は肯定も否定もせず、適当に聞き流して話題を上手く変えていく事が一番だと思います。事前に学習した知識があれば捏造や矛盾点を論破する事はさほど難しくありませんが、何も外国で自分が不利になるように立ち回る事もありません。

 武術留学の範疇で言えば、一生懸命練習すれば先方の主義・主張関係無く認めてもらえると思います。手前味噌ですが、武術隊の教練が別の留学生に「留学生で一番練習していて進歩があるのは大平だ」と言ってたのを、その留学生から聞いた時は本当に嬉しかったです。

 後半も武漢体育学院の問題点が中心となります。お楽しみに!!


Posted by 武研大分代表 at 12:37│Comments(0)TrackBack(0)留学記

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